穢された女騎士2〜彼女になった女騎士が騎士団を追放された元荷物持ちに寝取られた話〜【ココナッツみるく】

「穢された女騎士2」を手に取った感想として、まずはカレンのキャラクターがとても魅力的だと感じました。彼女は周囲から慕われる女騎士でありながら、自身の内面に葛藤を抱えていて、その描写が非常にリアルです。特に、ダリルとの関係が進展する中で、過去の影がちらつく様子が、物語に深みを与えていました。 べケスの再登場は予想外で、カレンの心を揺らす要素として非常に効果的でした。過去の快楽と現在の純愛の間で揺れ動くカレンの姿は、感情移入しやすく、彼女の選択にドキドキしました。特に、彼女が過去を思い出しながらも新しい関係を築こうとする姿には、切なさと共に希望も感じました。 イラストも素晴らしく、キャラクターの表情や仕草が生き生きとしていて、物語の雰囲気を引き立てています。特にカレンの複雑な感情が、表情にしっかりと表れていて、ページをめくる手が止まりませんでした。 全体的に、この作品はただの寝取り物語ではなく、キャラクター同士の関係性や成長がしっかりと描かれている点が魅力です。続編がどのように展開されるのか、今から楽しみでなりません。ファンの方にはぜひ読んでいただきたい一冊です。