









二人きりの部活動【五時半】の管理人レビュー
「二人きりの部活動」は、シンプルながらも心に響くラブストーリーで、特に二人の距離感がじわじわと縮まっていく様子が魅力的でした。旧校舎の文芸部という独特の舞台設定が、彼らの関係に特別な雰囲気を与えています。
部長と小瀬の静かな日常が描かれる中、部長が普段とは異なる姿を見せる瞬間は、非常に印象的でした。特に彼女が少し酔った状態で見せる可愛らしさは、思わず心が和むものでした。小瀬の戸惑いや期待感が伝わってきて、読んでいるこちらもドキドキしながらページをめくりました。
また、イラストも素晴らしく、特に二人の表情に感情が豊かに描かれているのが印象に残ります。セーラー服姿の部長は、可愛さと清純さが融合していて、思わず目を惹かれました。ページ数が32と短めですが、その中に詰まった感情はとても濃厚で、あっという間に読み終えてしまいました。
この作品は、甘い恋愛だけでなく、静かな日常の中にある心の変化も描かれており、非常に心地よい読後感をもたらしてくれました。恋愛物が好きな方には、ぜひ手に取ってほしいと思います。
二人きりの部活動【五時半】のあらすじ
旧校舎にひっそりと存在する、部員がたった二人きりの文芸部。
活動内容は、ただ本を読むだけ。
無口な部長との会話は、挨拶+α程度。
部員の小瀬は、それでも憧れの部長と同じ空間で過ごせる日々を幸せと感じていた。
部室の片隅で静かに本を読む部長。
少し離れた距離に腰をかけ、部長の気配を感じながら読書を嗜む小瀬。
平穏な部活動の日常はこうだった。
しかし、その日は部長の様子がいつもと違った。
部長が頬を赤らめている。そのうえ、珍しく饒舌だ。
ブランデー入りのチョコを食べた? なぜ?
少し酔っているということか……。
部長の様子が普段と違いすぎることに戸惑う小瀬。
いつもの部室で、いつもとは違う空気が流れる。
手と手が重なり合う。
顔が近い。
もう、止まらない……。
「毎晩、小瀬くんのこと思いながら、してるんだよ……」
その瞬間、部室にいつもと違う時間が生々しく流れ始める。
本編 32ページ
おまけ 9ページ